大人になると抑圧とか禁止令のような鎧をずいぶん身にまとっているなと感じます

日頃から無意識に行き過ぎた行為をして、精神的に疲れてしまうことがあります。

私が子供の頃は巨人の星やアタックNo.1のようなスポ根アニメ全盛で、勉強をやるにしてもスポーツをやるにしても、「根性」という言葉をかなり意識していたように思います。

何度かブログに書いたのですが、三十代で精神的に参っていたとき、自分なりに何故こうなったのか考えていて、「頑張らなきゃ」というフレーズをしょっちゅう使っていたことに気付きました。

そのフレーズが刷り込まれていたんですね。

なので、ある時期から「頑張らない」という口癖を意識するようになって、ずいぶん精神的に楽になったように思います。

その口癖以外にも、自分なりにアンガーマネジメントに有効だなと思ったのは、タモリさんの「他人に期待しない」とか、ポーランドのことわざらしい「Not my monkey, not my circus」なんてのもあります。

それに最近、これもちょっと効くんじゃないかと思った口癖があります。

それは何かに焦ったり不安になったり、とにかく負の感情が湧いたときに、自分の幼いときの呼び名「◯◯ちゃん」と呼びかけてやると、フッと冷静さを取り戻すような気がするのです。

よく自分の中にいるインナーチャイルドを癒やすことで、トラウマを軽減させるというような治療法を聞くことがありますが、それに近いんじゃないかと思います。

もちろんこんなことは、私にだけしか効果がないかもしれません。

ただ社会人になってから、人間関係や仕事のことなど、ストレスが貯まることが増えました。

幼いときの呼び名で呼ばれると、潜在意識はそのようなしがらみがなかった頃に戻るんじゃないかと思っています。

このような感覚を体験すると、子供の頃に比べて、抑圧とか禁止令のような鎧をずいぶん身にまとっているなと感じてしまいます。