シニア向けのアプリをシニアが無理なく開発できる環境を考えて行きます

今日は自社アプリ「楽々談話室」のバージョンアップ版のデバッグをしていました。

今回はそんなに大きな改造ではないのですが、やっぱり全機能を一通りチェックしなければならないので、それなりに時間はかかります。

それにともなって、アプリのヘルプやWebサイトの製品ページも、対象となる箇所を書き換えなければなりません。

同じ自社ソフトでも、楽譜作成ソフトのScore Magazineを頻繁にバージョンアップしていた頃は大変でした。

「楽々談話室」の何十倍も機能があるので、デバッグの時間も何倍もかかっていました。

しかしそれをいうと、ゲーム開発会社にいたときのスーパーファミコンやプレイステーション用ゲームのデバッグは、その規模たるや自社アプリなど比べ物になりませんでした。

気が付くとバグレポートが数百枚単位で溜まって行きます。

これでも二十年以上前のことです。今のゲーム機のデバッグなんてどんな世界なのでしょう。考えたくない・・・。

当時の同僚の何人かは、今もゲーム開発の世界にいます。

彼らは現場にはいないと思うので、私のように、この年でデバッグをしたりマニュアルを書いたりしている人は珍しいかもしれません。

ただその辺りはちゃんと考えていて、「楽々談話室」を始めとする最近開発している自社アプリは、シニアやITを上手く使いこなせない方向けです。

「楽々談話室」を実際に使っていただいている方々もシニアです。そして私の年齢ももうシニアに含まれます。

シニアのことを分かっているシニアが、シニア向けのアプリを開発するのはいいことだと思います。

しかしシニアが無理なく開発を続けるには、アプリの仕様もそうですが、開発する環境もシニアに適している必要があります。

そのようなことを考えながら、これから開発して行こうと思っているのです。