得意かもと思っていることを「やらないことリスト」に入れても上手く行きません

よく目標を達成したいときや仕事が上手く行かないときなどに、「やらないことリスト」を作るといいという話を聞きます。

多くの人は、ToDoリストというか、やることばかりリストアップして、どれも中途半端になっているということのようです。

私もその通りだなと思って、ずいぶん前に、時間を取られるいくつかの娯楽をやめました。

しかしふと気が付くと、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと、やることリストがいっぱいになってしまいます。

自営の仕事をしていると将来が不安になるので、保険をかけるような感じでいろいろなことに手を出す、ということなのかもしれません。

以前上手く行ったことや喜ばれたことなどは、それなりに得意なことだと感じているので、つい関連情報を調査したり訓練したりしてしまいます。

そういうのが積もり積もって、大事なことをやる時間を圧迫しているのは、頭では分かっているのです。

二十代、三十代ならばいろいろなことにトライしてもいいと思いますが、もう同級生に定年退職者が出ているような年齢の人間がこれじゃ情けなくなります。

人生の残り時間を計算して焦るという方法でもだめでした。

とはいうものの、「やらないことリスト」や「しないことリスト」で検索すると、膨大な数のWebサイトにヒットするので、多くの人が苦労している問題なのでしょう。

とにかく、得意だと思っていることもやらないと決めたら、口ぐせリストに追加していつも唱えていようと思います。