今日は冬至。易者さんがこれからの一年を占う「年筮(ねんぜい)」を立てる日です。
私は易経を覚えるために、去年の11月から毎日「今日はどのような日になるでしょうか」という易占いをして来ましたので、年筮を立てるのは今回で二回目。
とはいえ素人がやっているので、易者さんの見立てのようにできるはずもなく、解説書で出た卦(か)と爻(こう)の説明を読んで終わりです。
それに毎日の易占いも、一年以上経ったので、覚えるという目的を果たすことができたかといえばNOです。ほとんど覚えていません。
どうしたものかなと考えていたら、以前購入していた岡本吏郎著「ビジネスパーソンのための易経入門」(朝日新書)に、各卦を関連付けながら64卦の全体像を把握する章があったのを思い出して、本を引っ張り出してきました。
第4章「易の64卦」。この章を参考に覚えて行きましょう。
ざっと読み返していると、岡本さんが易を学びはじめた頃、覚えた卦を目の前で起きていることに当てはめたりするなど、岡本さんが覚えた方法が紹介されていました。
そして次のように結ばれています。
「まずは、こうしたやり方で易に馴染みましょう。近道はありません。おおよそでいいですから64の卦を覚えるしかありません。英語の単語を覚えるより楽ですが同じようなことです。江戸時代の人たちは「四書五経」を素読しました。 (中略) 私たちには、そこまで必要ありません。時に応じて『易経』をひもとき確認すればいいだけです。しかし、ひもとくための「たしなみ」として、おおよそどういう卦があるかわからなければどうにもなりません。」
そうですか・・・。
確かに易者さんが解説書を読み始めたら「大丈夫かいな」と思いますよね。
というわけで、いつになるか分かりませんが、64卦をおおよそ覚えることにチャレンジしようと思っています。