56年前、オリンピックから万博に向けて庶民の生活は大きく変化したようです

夕食のときテレビの天気予報を見ていたのですが、お正月はどうも荒れた天気になりそうですね。

そして最後にアナウンサーが「来年はいよいよオリンピックイヤーですね」といっていました。

そうか・・・。

オリンピックの関係者はもちろんですが、オリンピック競技をやっている人やその競技のファンはワクワクしているのかもしれません。

今から50年以上前の同じ時期、つまり1963年の年末はどうだったのでしょうか。

私は記憶はありませんが、親は30代前半。話を聞いても、オリンピックのテレビ中継は見ていたようですが、それほど当時の話はしません。

親はスポーツをしない人なのでしょうがないのかもしれませんが、何より生活するのに精一杯だったんじゃないでしょうか。

風呂なしの市営住宅に住んでいましたし、給料も安かったといっていましたから。

6年後の大阪万博の方は私も少しは記憶があります。結局行かなかったのですが、家族で万博に行こうかという話もありました。

その頃になると生活に少し余裕が出てきたようで、今住んでいる住宅に引っ越していました。

当時は今と比べてビックリするくらい家の価格が安く、毎月の支払いも市営のアパート代くらい。それに毎年給料のベースアップがあって助かったといっています。

親はこの6年の間に、日本の経済と庶民の暮らしがこんなによくなるとは想像していなかったようです。

その後右肩上がりだった経済もバブルが崩壊し、少子高齢化がすごい勢いで進みます。

1970年当時、21世紀は宇宙旅行に行けるだろうといっていたのですが、この予想も外れたみたいです。6年先のことも分からないので、外れるのは当たり前かもしれません。

2025年の大阪万博を迎えるとき、世の中は今とどれほど変わっているのか、ちょっと楽しみではあります。