最近モノを買いすぎているなと反省しています。
買っているものは日用品であったり、本であったり、小物ばかりで大した金額ではないのですが、やっぱり世の中の不安感に影響を受けていると感じています。
不要不急の外出自粛にかこつけて、買うことの罪悪感も減っているんだと思います。
自粛要請があろうとなかろうと、私はほとんど飲みに行っていませんし、遊びにも行っていません。なのでお金自体はあまり使っていないのです。
それでも心をニュートラルな状態に戻して、あまりモノを買いすぎないようにしたいと思います。
どうすればいいかなと考えていたら、以前ブログに書いた外山滋比古さんの「読書が役立つのは30代まで」というPRESIDENT Onlineのコラムを思い出しました。
外山さんは有名な「思考の整理学」(ちくま文庫)の著者。コラムでは次のようなことをおっしゃっています。
「知的な活動の根本は記憶によって得られる知識ではありません。習得した知識が役立つのはせいぜい30代まで。40代ともなれば知識だけではダメです。知性を働かせなくては。」、「本好きな人は知識があることで人間的にどんどんダメになっていく。40歳を過ぎたら本に頼らず、自分で考える。」、「知識と思考力は反比例します。知識が多い人ほど考えない。」
これを読んだ当時は「なるほど」と納得したのですが、そのあとは相も変わらず本を読んで、ただ知識を詰め込むことで終わっています。
そうやって安心を得ようとしているんですよね。
もう一度外山さんのおっしゃるように、本に頼らず自分で考えることを重視したいと思います。