陰陽五行に触れていると、とても多くの約束事が出てきます。
「陰陽五行と日本の民俗」(人文書院)などを執筆されている民俗学者の吉野裕子さんの本を拝見すると、三合や支合といった法則で、日本の民俗を読み解かれています。
陰陽五行は木火土金水と、その一つひとつに陰陽をつけて表現するのですが、例えば木の三合(三合木局)になると、卯月を中心に亥月と未月で構成されることになる。
その際、水の亥と土の未はどちらも木に変化します、というような説明をされています。
子(水+)
亥(水ー) 丑(土ー)
戌(土+) 寅(木+)
酉(金ー) 卯(木ー)
申(金+) 辰(土+)
未(土ー) 巳(火ー)
午(火+)
支合というのは、子と丑が結び付いて子が土に変化し、亥と寅が結び付いて亥が木に変化し・・・、というような説明。
その他にも、融合・拡大を意味する合法と分裂・破壊を意味する散法という考え方もあります。
合法には前述の三合や支合に加えて半会と方三位、散法には対冲(たいちゅう)と刑法と害法と破があります。
例えば方三位。東方三位は寅卯辰で構成され辰が木に変化する、西方三位は申酉戌で構成され戌が金に変化する・・・。
このようにたくさんの決まりごとがあります。
一通り覚えたいのですが、やみくもに覚えようとしても効率悪そうです。
規則性を見つけて覚えてみようと思っています。