定方昭夫著「「易」心理学入門―易・ユング・共時性―」(柏樹社)を読み終わりました。
「終章 易から自己実現へ」は、気功を学ばれている筆者が、気功学術討論会に出席することなどを盛り込んだ、気功の旅行記から始まっています。
筆者のプロフィールにはユング心理学・東洋医学研究家とあります。
東洋医学への興味から鍼灸師の資格を取り、気功教室を開かれています。
中国料理も趣味とのことで、中国のことが好きなんですね。
先日読み終えた、秋山さと子著「占いとユング心理学―偶然の一致はなぜ起こるのか」(KKベストセラーズ)は、本の最後に易の64卦(か)と384爻(こう)それぞれの解説があります。
ちゃんとした解説なので、私はたまに占筮の結果の参考にさせてもらっています。
以上は易とユングというテーマについて書かれた本でした。
そして唯識と深層心理学(ユングを含む)について書かれた本もあります。
何度かこのブログでも紹介した、岡野守也著「唯識のすすめ」(NHKライブラリー )です。
基本的には唯識の入門書なのですが、副題に「仏教の深層心理学入門」とあるように、終わりの方の章でフロイトやユングの深層心理学との類似性を検討しています。
私は易にもユングにも唯識にも興味があるので、かつて易と唯識をテーマにした本がないか探したのですが、そのような本は見つけきれませんでした。
なので、これについては自分の課題として研究して行きたいと思っています。