五十代で易経や唯識仏教と出会ってずいぶん助けられたと思います。
易経は行動指針を示してくれますし、唯識仏教は心の仕組みを教えてくれます。
前者は二千年以上前に、後者は千五百年ほど前に成立し、今日まで生き抜いてきたものですから、行動指針にしろ心の仕組みにしろ、これ以上のものはないんじゃないかと思っています。
今までは易経と唯識仏教を学ぶことで十分満足していました。
ところがコロナによる緊急事態宣言で状況が変わりました。
外出自粛の期間が長引くことにより、気分が落ち込んだりアルコール依存になったりする人が増えているそう。
私は今は大丈夫ですが、そのうちそんな気分になってしまうかもしれません。
先日ブログに、私にはティク・ナット・ハンさんのマインドフルネスが向いているということを書きました。
「ブッダの〈気づき〉の瞑想」と「ブッダの〈呼吸〉の瞑想」(共に野草社)という本に書いてあるように、「息を吸いながら○○、息を吐きながら○○」などと唱えながら、呼吸の瞑想をするだけです。
呼吸の瞑想は一日二十分程度行っています。とても気分が落ち着きます。
そうなんですね。瞑想は実際に心に作用してくれるのです。
まだまだ外出自粛など、非日常の期間が続きそうです。
なので、このような状況になったのを機会に、もう少し瞑想について学んでみようと思っています。