この本で多くの方が、私も含めて、怒りに対応できればいいなと思います
作成者:admin 作成日:金, 07/17/2020 - 23:52先日ブログに、ティク・ナット・ハンさんの「怒り(心の炎の静め方)」(サンガ)を買ったことを書きました。
この本は、Amazonの書評などを見ると基本的に好評なのですが、ティク・ナット・ハンさん独特の詩的な語り口で書かれているので、戸惑っている方も多そうです。
確かに怒りを鎮める本にありがちな、人間の脳の性質など、医学的、科学的な根拠を元に書かれている本ではないので、本当にここに書かれている仏教的なエピソードを真似るだけで、本当に怒りが静まるのか疑問に思われる方もいそうです。
このブログで何度か紹介しているのですが、私にはティク・ナット・ハンさんの「ブッダの〈気づき〉の瞑想」と「ブッダの〈呼吸〉の瞑想」(共に野草社)という本に書かれている、「息を吸いながら○○、息を吐きながら○○」などと唱える呼吸の瞑想が、驚くほど効果がありました。
そのような経験をせずに冒頭の本を読んでも、内容に共感しにくかっただろうなと思います。
確かにところどころに呼吸の瞑想や歩く瞑想が出てきますが、実践したことがなければ、ましてや効果を実感したことがなければピンと来ないと思います。