違う宗派どうしが影響しあって仏教が活性化しているんじゃないでしょうか

マインドフルネスの情報をインターネットで調べていたら、お坊さんたちが質問者の悩みなどに答える「hasunoha(ハスノハ)」というWebサイトを見つけました。

そのページには「独学で瞑想をしてもいいか」というような質問が。

それに対する回答が、以下のような文章から始まります。

「マインドフルネスのルーツですが仏教にあることは間違いありません。でも、それが日本の座禅なのか、ティクナットハンのマインドフルネスなのか、あるいはテーラワーダのヴィパッサナー瞑想なのか、その辺は混ざり合いがあって、どこにマインドフルネスのルーツがあるのかは、正確にはよくわかっていません。個人的には、ヴィパッサナー瞑想が一番近いかなと感じてます。」

回答された方は浄土宗のお坊さん。文中のティクナットハンさんはベトナムの臨済宗(禅宗)のお坊さん。

同じ質問に、別のお坊さんも回答しています。こちらは曹洞宗(禅宗)の方で、タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)とのこと。

面白いですね。

同じ仏教ではありますが、いろいろな宗派が登場します。

日本テーラワーダ仏教協会が設立されたのは1994年とのことですので、そう古い話ではありません。

それ以降、日本の大乗仏教とはずいぶん違う印象のテーラワーダ仏教がかなり知られてきました。

それに今はインターネットがあるので、個人のお坊さんが宗派の違う仏教に対してご自分の意見を発信されます。

違う宗派のお坊さんどうしが影響を受けることもあるのだろうと思います。

こうやって、仏教が活性化して面白くなってきているように感じています。