初めてパソコンに触ったときは、驚きの連続だったように記憶しています。
あるプログラムをロードすれば、音符を書いて作曲することができ、パソコンから音が出る・・・YMOのようにコンピューターで音楽ができるなんて、夢のようでした。
別のプログラムをロードすれば、文章を書くことができて、それを消したりコピーしたり、簡単に編集ができる・・・卒論を手書きで書きたくなかったのです。清書するのが面倒くさそうで。
また別のプログラムではゲームができる。
すごい。これさえあれば何でもできるんじゃないか。
しかし、何か変な操作をしてしまうと、動かなくなって、うんともすんともいわなくなる。
そうなったらお手上げです。動かなくなったときのことを考えたら恐ろしい。
人間のことが分からないのと同じです。人間の潜在意識を知りたくなるように、パソコンのことも知りたくなるんですね。
私の世代は、パソコンは就職して仕方なく使うようになった人がほとんどではないかと思います。
ですので、パソコンが使える人に使い方を教えてもらって、何とか教えられた通りに使う。
変な操作をして、動かなくなったりおかしくなったりしたら、パソコンが使える人を呼んで元に戻してもらう。
中にはパソコン教室に通って、何かあっても自分で解決できるくらいまで使いこなせるようになった方もいらっしゃると思いますが、同級生などを見ていると、そういう人は多くなかったように思います。