私も30代中頃に体を壊してからというもの、頑張って無理をしていることはないか、と気をつけるようになりました。
例えば、ネットショップのサポートの仕事をしているときに、システムを構築して行くことや、ショップページの体裁を整えることは問題ないのです。
ところが、生鮮食品のような、私が日頃から接しているものでないと、途端にアピールの文章もぎこちなくなりますし、写真もうまく撮れない。
その会社の事務の人や商品を仕入れている人に撮影を手伝ってもらうと、背景も含め、それはおいしそうに並べてくれるんですね。
事務の人と話しているとき、自分は食べることが好きなのでこの業界に入ったと聞いて、ああ、なるほどと妙に納得したものです。
これは分かりやすい例として挙げたのですが、それまではこれに近いことでも、徹夜をして時間さえかければ何とかなる、というような取り組み方をしていたように思います。
そこに目を向けられるようになったことが、大きな変化だと思っています。
しかしそれとは逆に、仕事に活かせる好きなことや得意なこととなると、簡単には見つかりません。
昨日書いたのとはまた別のテレビ番組なのですが、ある種の苦痛を受けた人は脳の一部が変化している、という放送をやっていました。
パニック障害になったときも予期不安の症状が続いたので、私の場合も少なからず変化はあったのかもしれません。
番組の解説では、医療機関の適切なサポートでこのダメージは回復するということでしたので、その点は安心しました。
このようなダメージがあることはとても悲しいことですが、一方でその事実が、その人に何かいい情報をもたらすことにはならないか、とも考えました。
このような資質を持っているので、この分野が得意な可能性があるというような、医学的な実証データが蓄積されて行けば、私も含め、とても生きやすい社会になるのではないかと思います。
ダメージを受けることの少ない進路選びの参考にもなるわけですから。