子供たち相手の商売の話で、私が小学生だった頃は駄菓子屋に通っていたお話をしました。
中学生になったとたん、私は洋楽にハマりました。
お小遣いも少し増えますし、親からもらった、土曜日のお昼にパンを買うお金を節約して、貯まったお金でレコードを買っていました。
何でこんなことを思い出したかというと、最近、当時聴いていたミュージシャンが亡くなるんですよね。
年末にELPのグレッグ・レイクが、先月にキング・クリムゾンのジョン・ウェットンが・・・。
デヴィッド・ボウイの回顧展もやっているので、特にそう感じるのかもしれません。
私の歳からして当たり前のことなのですが、私が学生の頃読んでいた洋楽雑誌と、今の洋楽雑誌に書いてあることの大きな違いは、昔は亡くなる人がほとんどいなかったことです。
私が聴き始めた1970年代の中頃は、ロックスターはみんな若かったのです。
ですので、レコード・コレクターズの2月号でキング・クリムゾンが特集されていたり、新しいPlayerの表紙がジェフ・ベックだったりするのを見ると、何だか不思議な気持ちになります。
ローリング・ストーンズが新譜を出したことなんて、本当に驚きですよね。
中学生のとき、同級生がジャンピン・ジャック・フラッシュのギターフレーズを、いつも口ずさんでいたんですよ。
中学生くらいでハマったものが、大人になったときにどうなっているのかを見届けるのは、結構興味深いことのように思います。