自分に合った読書法を考えたことがあります

数年前ですが、経営に関するビジネス書ばかりを読んでいた時期があります。

あるとき、岩松正記さんという方の「経営のやってはいけない!」という本を読んでいたら、あとがきに「経営者は、いろいろな本を読み、資料を集め、様々な会合に出ているはずだから、本書に書いてある内容がすべて初耳だなんていったら勉強不足です。」というようなことが書いてありました。

そうなんですか・・・。説得力のあることが書かれていた本なので、言葉も出ませんでした。

またあるとき、井上達也さんという方の「小さな会社の社長の戦い方」という本を読んでいたら、「私は会社を設立してから現在までに、三千冊以上の本を読んできました。」と書いてありました。

そうなんですか・・・。同じく、言葉も出ませんでした。

このようなことが続いたので、前述したようにビジネス書を集中して読んでみたんですね。

しかし読み進めるにしたがって、自分の場合は、経営に対する知識というよりも、一般常識全般が不足していると感じるようになりました。気付くのが遅すぎますが。

私は読む速度も遅いですし、多読家とはとてもいえませんが、本には触れている方だと思います。

確かに読書の効用というのは分かりますが、毎年膨大な数の本が出版されています。

その中から、著名人が共通して推薦している本だけ読もうとしても、私の場合は、その一部を読んだだけで一生が終わってしまいそうです。