自分なりの読み方があれば膨大な本を前にしても気が楽です

ここ2、3日、本の読み方について書いていますが、なぜこんなことを思ったかというと、作家の橘玲さんが、自著「「読まなくてもいい本」の読書案内」をホームページで紹介されていたのがきっかけです。

以前から、雑誌やインターネットで著名人のオススメ本があると、ついチェックしていましたが、きりがないなと思っていました。

橘玲さんのホームページには、1年間に出版される本の数や、現在確認されている本の数などの衝撃的な数字と共に、独自の読書術を提案されていました。

これほど膨大な量の本を前にしたら、自分の一生で読めるものは、ほんのわずかしかありません。

自分なりに読み方を考えてみよう、と思うようになりました。

私は多読家でもありませんし、読むのも遅いので、死ぬまでに多くの本は読めないです。

年を取ると、自分の好みに合う古典ならば読めるようになりましたので、経済、科学、哲学(難しいのは除外)など、メジャーなジャンルにつき数冊でいいので、有名な古典を読んでみる。

ある程度のジャンルを網羅できたら、今度は自分が好きなテーマに関する古典を読んで行く。

これで一生を終える。

そんな感じかなぁ、と考えました。

10年、20年生き残っている本であれば、古典に入れてもいいかなと思っていますし、読みたい新刊があれば適当に読みます。

それに私は、成毛眞さんの「本は10冊同時に読め!」ではないのですが、何十冊も同時に読みます。

ちょっと読んで、飽きたら次を・・・という読み方です。

立花隆さんや佐藤優さんのような、すさまじい量の本を読んでいる方からすると、何て牧歌的な読み方だろうと思います。

とはいうものの、自分にとって無理のない読書法を考えてみると、結構気が楽になりました。