にぎやかな場所と静かな場所はどちらがいいとはいえません

数年前から九州大学が糸島に移転を進めていて、再来年くらいには移転し終わるようですね。

しかし、東区にある九大病院は移転しないようです。

それはそうですよね。

長年通院している方が不便になりますし、何より今ある地域は人口が多いので、大きな病院は必要とされていると思います。

一方で、そのような現実を見るたびに、少し複雑な気分になります。

私は30代のときにウツになったことを以前書きましたが、回復に向かったり悪化したりを繰り返していた時期は、神経がかなり過敏になって精神的に参っていました。

東京には光が丘公園や砧公園など、大きな公園がいくつもあります。

当時私は環八沿線に住んでいて、夜中でもクルマの音が絶えず聞こえてくる環境でしたので、神経を休めたいときはそのような公園に出かけていました。

広々とした空間なので視覚的には落ち着くのですが、どこにいてもかすかにクルマなどの音が聞こえてきます。

今考えると、聞くまいと意識しすぎていたように思いますし、よく探せば聞こえない場所もあったのかもしれません。

そのような場所を探すことに、頭が働かなかったというのもあるのですが・・・。

ですので、福岡の田舎に帰ってきて、夜の静寂に包まれたときは心底ホッとしました。

とはいうものの、これも以前書きましたが、頬骨を骨折して救急車で運ばれたとき、近所に大きな病院があることは本当にありがたいと思いました。

怪我をした場所も、最初に運ばれた福西会病院も、そのあと精密検査のために運ばれた福大病院も、昨日書いた環状線道路沿いにあるのです。