日本の文化芸術に大きな変化が起きたのはいつだったのでしょう

社会の大きな変化は、人々の生活だけでなく、人々の精神にも影響を及ぼします。

精神に影響を及ぼすということは、精神活動である文化芸術にも大きな影響を及ぼすわけで、逆にいえば、文化芸術から、その時代の人々の心理状態や心情のようなものも、感じ取れるのではないでしょうか。

先日よりお話しているマニエリスムでそのことに興味を持ったので、日本ではどうだったのかということが気になりました。

私は日本史に詳しくないので調べて書いていますが、日本独特の文化が形作られた時代といえば、幽玄の能(北山文化)や、わび、さびの茶の湯(東山文化)などが成立した室町文化といわれているようです。

南北朝も統一されて室町幕府が実権を握った時代ですが、政権は磐石ではなかったようで、応仁の乱が起こっています。

不安定な政情も影響したのでしょうが、将軍の足利義政が文化に力を入れたことが大きかったようです。

戦国時代になると、豪華絢爛な安土桃山文化が花開きます。

織田信長、豊臣秀吉の時代ですね。種子島に鉄砲が伝来し、ザビエルがキリスト教を伝えました。

新たな武器や宗教の普及は、世の中の仕組みを変えるわけですから、文化芸術にも大きな影響を与えたはずです。

実際に、茶道の千利休、屏風絵の狩野永徳、歌舞伎の出雲阿国など、今に名を残す人が現れています。