地味そうに見える改善が特定の製品ジャンルの発展につながるのですね

昨日書きましたが、カナル型イヤホンの外部の音を遮断するという特徴が、これだけイヤホン市場が盛り上がる大きな要因だったんじゃないかと思います。

今では、平気で10万円くらいするイヤホンもあります。

低域、中域、高域用の独立したドライバーを装備して・・・みたいなすごい構造のようですが、このような装備を活かせるのも、ちゃんと外部の音が遮断され、音楽に集中できる環境があってこそだと思います。

それにもう一つ感心したのは、「SHURE掛け」と呼ぶそうですが、ケーブルを耳の裏側の付け根に沿って回す掛け方です。

以前は、ケーブルがあごなどに擦れてガサガサ雑音がしていたのですが、この掛け方でかなり軽減されます。

このような改善も、地味なようですが、先ほどの高級なイヤホンの装備を活かすことのできる一因だと思います。

私はヘッドホンも持っていますし、単体のアンプやスピーカーもあるのですが、ついイヤホンで聴いてしまうんですよね。

これだけ大量の製品が売られているということは、今の人たちのライフスタイルに合っているのでしょう。

昔、「傷だらけの天使」というテレビドラマがありました。

萩原健一さんと水谷豊さんが出演されている探偵ものでした。

そのオープニングテーマは、萩原健一さんがベッドで目覚めるシーンなのですが、そのとき装着しているヘッドホンがでかい。

当時のヘッドホンはほとんどが密閉型で、このように大きかったのです。