いい音で音楽を聴きたかったのはオーディオブームの頃までだったかもしれません

SONYから初代ウォークマンが発売されたのは、調べてみると1979年だったようです。

当時はお金もなくて買えませんでしたが、二代目ウォークマンが発売されたときは、何とか手に入れました。

うれしくてうれしくて、外出時にはいつも持って行きました。

音もすごくいいなと感じていました。

付属していたヘッドホンは、初代からオープンエアの軽いタイプだったんですよね。

30代の頃、ゼンハイザーのちょっと高めのヘッドホンを買ったときは、いい音に感動したのですが、昔からお金を出せば音がいいヘッドホンは手に入ったはずで、カナル型のような構造的な変化は何十年もなかったと思います。

変化していたのはプレーヤーの再生の仕組みです。

主なものでは、カセットウォークマンから始まって、CD、MD、iPodという順番でしょうか。

しかし、これらは音がいいから受け入れられたというよりも、その時々の多数派のライフスタイルにマッチしたものが受け入れられてきた気がします。

昨日書いたように、1970年代のオーディオブームの頃は、アナログレコードであろうがカセットテープであろうが、家で音楽を聴く限りは「いい音で」、という認識をメーカーも消費者も持っていたと思います。

それがウォークマンが発売されて以降は、「いい音で」ではなく、「好きなスタイルで」というような方向に変わって行ったように思います。

今ではハイビット、ハイサンプリングで録音された音楽を、それほど高価ではない機器で再生することもできるようですが、私の周りには(私も含め)そのような機器で聴いている人は見かけません。

私はiPodもiPod Touchも持っているのですが、数年前から、ポータブルCDでバロック以前の音楽を聴くスタイルが気に入っています。