これからも音楽を聴く層には入っているように思います

ここ数日、音楽についての記事を書きましたが、その際に調べものをしていて、次のようなニュースを見つけました。

人は「平均して33歳までに新たな音楽を探すのを止めるようになり、音楽的嗜好が固まる傾向がある」という調査結果があるようですね。
http://amass.jp/56433/

私や私の知人に限っていえば、「音楽的嗜好が固まる」という点は確かにうなずけます。

私は40代で、急にルネサンス期以前の音楽に目覚め、CDをかなり買いましたが、33歳までにも何枚か買ってはいました。

そういう意味では、33歳までに固まった「嗜好」は今でも変わりません。

それにもう一つ気になったニュース。

日本レコード協会の2015年度「音楽メディアユーザー実態調査」によると、最も多かったのは、音楽にお金を使っておらず、特に音楽を聴こうとしない「無関心層」の割合。
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/11/257/

音楽に関心がないという人は、昔から一定の割合でいるはずです。

どこかで読んだのですが、一般人がこれだけ音楽を聴くようになったのは、エジソンが蓄音機を発明して、レコードが誰でも手に入るようになって以降のことで、それより前は、音楽は他人か自分が直接演奏するものを聴くしかなかったわけです。

このニュースでは音楽離れの原因を考察しているのですが、みんなが音楽に関心を持っているはずだと思い込んでいる方が、人類の歴史の中で特異な時代なのであって、そのようなことは気にしなかった、通常の時代に戻っているということなのかもしれません。

この二つの調査結果を見て、「ああ、自分は一生音楽を聴きそうだな」と思いました。

というのも、子供の頃好きだった野球は今はそうでもありませんし、30代前半まで毎週欠かさず買っていた漫画も今は買わなくなりました。音楽もいつかは聴かなくなるかもしれない、と想像していたんですね。

私は33歳過ぎてもCDを買っていたので、音楽を聴くという「嗜好」で固まったのかなと思います。