先日私が小、中学生の頃に流行った音楽を聴いていたら、つい夢中になってしまって、気が付いたら3、4時間経っていました。
当時の曲を聴いていると思い出が蘇ってきます。
例えば小学生の頃、海外を旅する番組を見ながら朝ごはんを食べて学校に行っていたな、ということを思い出したら、その番組で使われていたテーマ曲も蘇ります。
聴く前は、懐かしい曲のタイトルを2、3曲ほど思い出したので、それを聴き始めたのですが、記憶が蘇るにつれて、その記憶に関連した曲を芋づる式に思い出してしまいます。
そうなると、ついそれも聴きたくなって、結局3、4時間も経ってしまったんですね。
聴覚からの刺激は、古い脳である大脳辺縁系に伝わり、当時聴いていた音楽やそのときの記憶まで蘇るらしいのですが、その現象を自分の体を使って実証研究してしまいました。
こういう体験をするたびに、音楽が脳に与える影響は大きいなと感じます。
古代より、うつ病の治療に音楽が使われていたという話はよく聞きます。
私もパニック障害を経験してから、音楽療法というものがあることを知って、少し調べてみたのですが、現時点では民間療法として研究されている段階のようです。
ここ数日、音楽心理学のような興味深い分野があることを知りましたので、治療についての研究も見守って行きたいと思っています。