昨日、古代よりうつ病の治療に音楽が使われていたというお話から、音楽療法や音楽心理学のような分野の研究に期待していることを書きました。
私が好きな音楽は、その期待を反映しているのかもしれませんが、どちらかといえば穏やかなものが多いです。
楽器は弦楽器の響きが好きです。
小泉文夫さんの「音のなかの文化」(青土社)という本で、小室等さんと対談されているのですが、その中に管楽器は男性的で弦楽器は女性的という話題があります。
小室さんは管楽器が好きなのに対し、小泉さんは弦楽器が好きで、音楽もデリケートでやさしいものが好きだと仰っていたので、ああ、私は小泉さんと同じだとうれしく思いました。
私は毎晩、5分から10分程度、下手なりにバイオリンを弾いて「いい音だな」と悦に入っています。
もう15年くらい前ですが、ヤマハの「大人の音楽レッスン」のバイオリンコースに通っていたときからの習慣です。
当時は初心者向け教則本の中の曲でしたが、今はドレミを弾く程度です。
こんな単調なことを何年も続けてよく飽きないな、と自分でも不思議に思っているのですが、もしかすると、マインドフルネスに似た効果があるからやっているのかもしれません。
そういう意味では、打ち合わせなどで疲れたときに、その場で同じことができればいいのでしょうが、いきなりバイオリンを引っ張り出したらみんなびっくりするでしょうし、何より音がうるさくて周りに迷惑をかけてしまいます。
何かいい方法はないかな、とたまに考えています。