匿名でチャットができるというアイデアで高い利用率を実現しているそうです

株式会社cocotamaさんは、心の卵さんというNPO法人の方々が立ち上げた会社です。

心の卵さんは、2008年からNPO法人化して心理カウンセリングを行われてきたそうですが、その間、企業の従業員さんの心の問題にも向き合ってこられたようです。

そこで特に感じられたのが、社内に産業カウンセラーを置くなどして、従業員さんの心のケアをしようとしても、ほとんど利用されないという現実。

確かに、「○○さんがカウンセリングを受けているらしいよ。」という噂が立てば、同僚もその人に気を使うでしょうし、その人も会社で居心地が悪くなるかもしれません。何より査定に響いたりしたら大変だと思います。

そうなるのが嫌で一人で抱え込んだ結果、心の病が重篤化してしまって、精神科にかかるような事態になる例が多い。

私の知人にも同じようなことがありましたので、ひとごとではないと思ったものです。

ですので、昨日お話したように、匿名で心理カウンセラーと日頃から友達のようにチャットができる、という仕組みは画期的だと思います。

実際にチャットでは、何気ない日常会話がなされているようですし、ちょっとした悩みの相談もあるようです。

お互い本名が分からない者どうしで、そんなことができるのかなと思ってしまいますが、何度もやり取りしていると、「cocotamaさん、こんにちは」、「あれ、○○(ニックネーム)さん、お久しぶり」のように、知り合いどうしの会話になるみたいです。

結果的に、とても高い利用率を示すデータが出ているそうです。