自分をよく見つめて自分に合いそうなものを取り入れて行けばいいと思います

21世紀になっても、国民的アイドルグループのSMAPが「世界に一つだけの花」という曲を出すくらいですから、一人ひとりは全く違う人間だという認識が浸透してきたのは最近ではないかと思います。

子供のころから学校では、教科書の問題、例えば国語の「このとき作者はどのように思ったか答えなさい」のように、クラス全員が一つの解答に導かれるように訓練されて、私に限っていえば、そのことに疑問を持たずに大人になったように思います。

今は全く違うのかもしれませんが、私が小学生だった1970年前後は、全体行動を意識していたように記憶しています。

私の場合、そのような思い込みが、「こうすれば性格を変えられる」とか「こうすれば自信が持てる」という文章に接して、そのとおりに実践したのに、上手く行かない自分はやっぱり落ちこぼれだ、と決め付けていたのではないかと思うのです。

そうではなくて、まずは自分をよく見つめて、より自分が解るようになってから、そのような話に少しずつ耳を傾けて行く。

意思の力でこうあるべきという方向に変えるのではなくて、本来の自分に合ったものを発見して行くという方向です。

まだ経験が少ない若い人は、ある程度年齢を重ねるまで難しいと思いますが。

そして、さらに自分を見つめて・・・というのを繰り返す。

取り入れるにしても、「こうすれば性格を変えられる」とか、「こうすれば自信が持てる」という文章を読んで、「ああ、確かに今の自分には参考になるな」と思えたならば、そのときは取り入れてみる。

しばらくして、やっぱり全然効果がないと思えば忘れればいいし、少し効果があると思ったら「ラッキー」くらいの気持ちで接して行けばいいのではないかと思うのです。