自分は心配性だなと、たまに感じるときがありますが、社会生活は問題なく送れていますので、多くの人が持っている程度の心配性だと思っています。
子供の頃からそうだったので、持って生まれたものだと信じ切っていました。
しかし親元を離れて20年近く経って、再び間近で親を見るようになって、親の心配性は普通の範囲を超えているな、と発見したわけです。
親の場合は、心配性すぎて体調まで変わってしまう。
そういう姿を見ると、自分が子供の頃、アレルギー体質だったりよく腹痛を起こしていたのは、もしかすると、親と同じ極度の心配性を無意識に真似したために、体調を崩した結果だったのかもしれない、と気付いたのです。
その証拠に、親元を離れた大学生以降、あれほど悩まされていたアレルギー性鼻炎も、季節の変わり目に少し出るくらいですし、お腹が痛くなることもありません。
もちろん、成長すれば体質が変わることなんて、生理学上(という表現でいいのか分かりませんが)一般的なことなのかもしれません。
もしそうだとしても、親の影響をもろに受ける子供の頃に、親が極度の心配性でオロオロしたり騒いだりしていたら、子供も影響を受けて体調が変化するのは十分ありえることだと思います。
このことに気付いたときは、面白いものだなと思いました。
しかし考えてみると、自分と同じような環境にない方は、なぜ子供の頃は今と違って体調がおかしかったのだろう、という疑問が解けないまま、一生を終えるかもしれません。
面白いと思う以上に、ちょっと怖いことだなと感じました。