「一次~三次予防」と「4つのケア」の関係性が図解されています

株式会社cocotamaさんとNPO法人 心の卵さんのアプリを開発するにあたって、厚生労働省が策定した「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を元に、メンタルヘルスの知識を学んでいます。

6.メンタルヘルスケアの具体的進め方

指針にはいくつかのキーワードが出てくるのですが、その中でも「一次~三次予防」と「4つのケア」は、職場環境改善のために策定する「心の健康づくり計画」に盛り込むことになる重要なものです。

しかしこれらの関係性が、私には指針を読んでもいまひとつ整理できなかったのですが、「Relax 職場における心の健康づくり・・・」にある図でよく理解できました。

その図に「一次~三次予防」の文字を追加したのが以下です。

心の健康づくり計画の策定
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 ↓ 衛生委員会における調査審議
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---(図の囲み ここから)---

セルフケア(労働者による)/ラインによるケア(管理監督者による)/事業場内産業保健スタッフ等によるケア(産業医、衛生管理者等による)/事業場外資源によるケア(事業場外の機関、専門家による)

  1. メンタルヘルスケアの教育研修・情報提供(管理監督者を含む全ての労働者が対応)
  2. 職場環境等の把握と改善(メンタルヘルス不調の未然防止) ← 一次予防
  3. メンタルヘルス不調への気付きと対応(メンタルヘルス不調に陥る労働者の早期発見と適切な対応) ← 二次予防
  4. 職場復帰における支援 ← 三次予防

---(図の囲み ここまで)---
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