学生の頃は主に、ロックの名盤といわれるものや、クラシックの名曲、名演ばかりを聴いていました。
いつの頃からか、嗜好がまったく変わってしまったようです。
なぜ今は古楽のような音楽を聴いているのかといえば、自分にとってあまり好みではないタイプの曲がほとんどない、ということのような気がします。
私が外出するとき、音楽に関しては、ポータブルCDプレーヤーに入れた一枚のCD以外は持ち歩きません。
学生の頃はといえば、ポピュラー音楽などは特に、アルバム一枚を通して聴くことはほとんどありませんでした。
当時を思い出してみると、LPやCDから好きな曲だけをカセットテープにダビングして、ウォークマンで聴いていました。
ダビングにものすごい時間をかけていたような気がします。
「俺的オムニバスアルバム」を作るのが好きだったんですね。
なぜこのようなことをするのかというと、アルバムの中にはヒット曲が含まれていて、そのメロディーやアレンジを覚えているわけです。
言い方が悪いですが、アルバムの中には、アーティストがそれほど気合を入れていないように感じられる曲があったり、あまり好きじゃない曲があったりしますよね。
そんな曲を聴いている最中に、好きなヒット曲の順番が近づいてくると、その曲が始まってもいないのに、頭の中でその曲が鳴り始めてしまうんですね。
そういうところも嫌だったのだと思います。