ポピュラー音楽のアルバムを聴いていると、曲の順番を覚えてしまうために、好きな曲が近づいてくると、頭の中でその曲が鳴り始めて困る。
昨日はそんなお話をしました。
「俺的オムニバスアルバム」をいくつか持っていると、そんな余計なことが気にならずに、音楽を純粋に楽しめたような気がします。
学生のときは、勉強もそんなにしていませんでしたので、ダビングする時間がたっぷりありました。暇だったんですね。
音楽に対する情熱は今より何倍もあったと思います。
そのような意味では、生活の中で音楽の比重が高かったように感じます。
学生から社会人になったり、数年後独立して会社を作ったり、無理がたたって体を壊したり・・・と年を重ねるにつれて、生活の中で音楽の比重が少しずつ小さくなって行ったようです。
とはいうものの音楽は好きですので、今でも外出するときは、必ずといっていいほど音楽プレイヤーを携帯します。
そう考えてみると、学生時代にやっていたような、好きなCDをレンタルしてきて、「俺的オムニバスアルバム」を作る時間と情熱がなくなった、ということかもしれません。
携帯するのはCDプレイヤーなので、必然的にアルバム一枚を通して聴くことになります。
そうなると、口ずさめるヒット曲のようなものがない方が、余計なところに意識が行かずに、純粋に音楽を楽しむことができます。
そういう理由で、古楽が好きになったのではないかと今では思っているのですが。
学生の頃も今も、音楽を純粋に楽しみたい気持ちは変わっていないということのようです。