年金制度の変化で定年の考え方が変わりました

私の親が退職した頃は、定年のあとも働き続けるという人は、あまりいなかったような印象があります。

あれから20年以上経って、人々の意識も変わったということなのでしょう。

終身雇用、年功序列に関しては、崩壊したといわれ続けても、当事者の意識はなかなか変わらなかったんじゃないでしょうか。

一方で、定年後に仕事を続けることに関しては、年金支給が65歳からというように制度そのものが変わるわけですから、それまで仕事をしなければならないという現実的な問題があります。

それほど制度の変化というのは現実を変えますから、年金支給が70歳に引き上げられたりするような変化があるたびに、人々の意識は確実に変わって行くのでしょう。

こちらも読んでいませんが、河合雅司著「未来の年表」(講談社現代新書)という本には、人口が減少する世界でどのようなことが起きるのかを予測しているようです。

本の各章のタイトルだけを眺めていても、あまり気分のいい変化ではないようですね。

以前からいわれていますが、シンギュラーポイントが来てAIが人間の能力を超えたら、どのようなことになるか人間では予測できないというのがあります。

人類が経験したことのないことがいろいろと起きるので、今までの常識が役に立たないということのようです。

しかし前述したように、年金制度の変化は人々の意識を変えますから、定年を迎える方々の中から先に、新しい仕事が生まれてきそうな気がします。