このような分不相応なことに対応できないのは、お金に限らず生活のさまざまな場面にいえることです。
昨日挙げた本のタイトルがとても印象的だったので、つい考え込んでしまいました。
生活のさまざまな場面となるとあまりに範囲が広いので、仕事に限っていうと、私がゲーム開発会社の社員だったころ、担当したタイトルがヒットして社長表彰を受けたことがありました。
これなんて、たまたま担当者だっただけであって、自分の実力とは関係ないのですが、当時は20代でしたし、チヤホヤされるので若干勘違いしていたところもあります。
しばらくして少しは自信を持って独立したのですが、やがて自分に実力なんてないことが分かって愕然とすることになります。
独立して何年かは、独立前にお付き合いのあった会社のお仕事をいただいていたのですが、その後は本当にいろいろなお仕事をしてきました。
独立前は大きな会社の社員でしたので、ソフトのマスターがアップしたあとは、自らプレスのために系列会社の工場に納品に行くんですね。
それと並行して、宣伝部隊や営業部隊が売るために動いてくれます。
部署ごとにやっていることは全然違いますが、自社製品を売るという目的は共通ですから、その意味ではやっている仕事内容は理解できます。
ところが、独立してからお付き合いさせていただいた会社の中には、まったく違う世界の出入り業者さんがいらっしゃいました。
私の請け負う仕事はコンピュータ関連なのは変わらないのですが、業種によっては夜のお仕事の業者さんであったり、工事現場の業者さんであったりしました。