東芝の半導体事業の売却先が決まったようですね。
数年前までは、このような大企業の経営が苦しくなるなんて考えられませんでした。
小さな会社をやっていると、大きな会社の社員の方々の優秀さは本当に理解しているつもりですが、それでも今の経済状態や不運が重なると、このような結果になってしまう時代なんですね。
私には、大きな会社の経営の大変さは想像すらできないのですが、年齢だけは役員の方々とあまり変わらないように思いますので、育ってきた時代の感覚だけは共有できると思います。
私が生まれたときは高度経済成長時代でしたし、就職したときもバブルははじけていませんでした。
企業はものを作れば売れていました。
私が子供の頃は、テレビの青春ドラマやアニメはスポーツものが多かったです。
どんなに劣勢で苦しくても根性で頑張れば何とかなる。
根性で何とかなるのはゴールが分かっているからです。今のように、正解は自分で見つけなければならない時代ではありません。
生活の基盤である経済は右肩上がりの成長を続けている。
オイルショックなどで経済が一時的に停滞しても、長い目で見れば右肩上がりという事実は揺るがない・・・。
物心ついてから20年以上もそのような世の中で生きていたら、少なくとも私は、意識に染み付いてしまって軌道修正できません。