国もメンタルヘルスケアに力を入れていますし、若い人からも、人間関係が苦しければそこを飛び出して生きて行くための提案が盛んになっていると思います。
自分でできることを見つけてそれを活かそう、という話になると思いますが、人と一緒に何かをやるときは、相手の価値観を知っていないとうまく行かないことがあるのではないでしょうか。
以前、「達成する力」という本のことを書きましたが、そこには人が持っている価値観は38種類あり、それぞれに違うということが書かれていました。
例として、筆者やその知人の方がどれを持っているかが挙げられていたのですが、確かに自分とはまったく違いました。
私が会社員だったときは、社内の人それぞれの価値感は違っていたとは思いますが、会社の売り上げ目標を達成するという点は一致していましたので、それを基準に判断すれば、あまり問題は起きなかったように思います。
同僚と意見が違うときも、売り上げ目標という基準を元に、上司が調整してくれました。
しかし独立してから感じたのは、どうもそのような分かりやすい目的だけで人は動いていなさそうだということでした。
売り上げ目標を重視するのは、ある程度大きな会社ですから。
プライベートを大事にしていたり、自分たちの仲間を大事にしていたり、もちろんわかりやすくお金だったり・・・。
私は最初、その方たちは所属する会社の売り上げのために行動している、というのが共通の目標だと思っていたのですが、どうも話がかみ合わない。
後々考えると、自分の持っているのとはまったく違う価値観(38あるのかどうか分かりませんが)で行動していたんだろうなと思います。