一つのことに集中できるのは持って生まれた資質なのかもしれません

昨日は、ほぼ日刊イトイ新聞に糸井重里さんがビートルズについて書かれた文章から、私にもビートルズが大好きだった同級生がいたことを思い出した、というお話をしました。

私はビートルズ一筋の彼とは正反対で、いろいろなアーティストの曲をつまみ食いして行くスタイルでした。

それは成人しても変わらず、クラシックやジャズやワールドミュージックなどを浅く広く聴いてきて、今は主に古楽を聴いています。

今思うと、この嗜好は生活全般に当てはまるように思います。

実は糸井さんのその文章を読んだとき、昔のあるできごとが私の中でつながりました。

受験のとき、私は参考書一つ取ってみても、あの参考書が評判いいだの、この参考書で誰々が合格しただのと耳にしては、あっちフラフラこっちフラフラしていました。

もともと成績はよくなかったのですが、そんなやり方をしていたものですから、案の定受験に失敗しました。

このことがあってから、自分の優柔不断な性格はダメだ、なおさなければと反省し、何事も一つのことに集中するように意識してきました。

それから30年以上経ちますが、いまだになおりません。

受験の話に戻りますが、ビートルズが大好きな同級生はある教科が得意で、受験のときもそれが飛び抜けてできたようなことをいっていて、志望校に合格しました。

当時彼がビートルズばかり聴いているので、私はなぜ飽きないんだろうと不思議に思っていたのですが、それはそのような資質だったということかもしれません。

私より彼の方が頭はぜんぜんよかったので、同じ資質だったら受験結果がどうこう、といっているわけではありません。