どこかの集団に帰属したいという意識は強いのだと思います

私は専門家ではありませんので、昨日お話したニューロダイバーシティやHSP(Highly Sensitive Person)などが、学術的にどのような位置にあるのかは分かりません。

ですので記事や本の内容に対しては、共感することしかできません。

しかし、仮に学術的にはまだ認められていない説であっても、例えばアダルトチルドレンであるとか、HSPであるとか、自分がその特徴に当てはまるというだけでも、自分がある集団に帰属できるという安心感は大きなものがあります。

昔、卒業後に会った同級生が、学校に行くのが本当に楽しみだったという話をしたことがありました。

学校に行くのが嫌だった私はちょっと驚いたのですが、教室で楽しそうにしていた同級生たちを思い出して、やっぱりほとんどの人はそうだったんだろうなと納得しました。

そのときはたまたまその場に、私と同じように学校に行くのが苦痛だったという同年代の人がいたので、自分と同じ感情を持っていた人もいたんだと安心はしたのですが。

当時は、今のように多数派ではない人たちについての調査が進んでいませんでしたので、そのような話を聞いたときは、自分一人が浮いた存在のようで、孤立感を感じる人も多かったと思います。

それが理由なのか、最近は昨日の自閉症もそうですが、ADHDや適応障害など、いろいろな概念に関する書籍が目に付くように思います。

これもインターネットが発達して、個人が情報を発信したり、共有したりする体制が整ったからだとは思いますが、やはり帰属しているという安心感を得たい欲求が、とても大きいためだと思います。