自伝を読んだわけではありませんので詳しいことは分からないのですが、Microsoftの創業者ビル・ゲイツは学生の頃からプログラムばかり書いていた、という話を聞いたことがあります。
一方でAppleの創業者スティーブ・ジョブズは、高校生の頃にブルー・ボックスという、電話をかけることができる装置を売って儲けていたようです。こちらは事業家ですね。
根っからの開発者であるビル・ゲイツにとっては、パソコンとそのソフトウェアが最も能力を発揮できる舞台であって、スマートフォンやテレビゲーム機のような分野では、それが十分に発揮できないんじゃないかと思います。
もちろん、Microsoftが何かの分野に参入するときは莫大な資金を投入するでしょうから、ある程度の成功を収めることはできるのかもしれませんが。
このように考えてしまうのは、私は昔からクルマが好きで、この世界は企業風土が大きく影響していると思うからです。
私はスーパーカー世代の最初に入るかは入らないかぐらいの年齢で、小学生の頃からクルマが好きでした。
かれこれ40年以上、クルマの変遷を見守ってきたことになります。
そこで感じるのは、企業のカラーというのはあまり変わらないということ。
例えばレーシングスピリットを感じる自動車メーカーで筆頭に挙げられるのは、ホンダじゃないでしょうか。
会社の黎明期から、本田宗一郎さんがバイクでマン島TTに挑戦したり、F1に参戦したりしていたイメージだと思います。
日産はGT-Rがあるじゃないか。
それは日産と合併する前のプリンスにいた桜井眞一郎さんが、スカイラインで積極的にレースに参戦していたイメージじゃないかと思います。