昨日も書きましたが、スポーツの世界のライバル関係は、高いレベルで競い合っているのであれば、力が拮抗している時期は長くはなくて、年月が経てばどちらかがそのレベルを保てなくなるのは、当然のことではないでしょうか。
そういう意味では、マスコミや世間で脚光を浴びるほどのライバルというのは、いつまでもその関係がついて回るようであれば、ちょっとかわいそうに感じます。
最年長で活躍を続けるサッカーの三浦知良選手や、40代で表彰台に立ち続けるスキージャンプ界のレジェンド葛西紀明選手など、最初から個人で活躍する方のニュースは純粋にスゴイと感じることができるのですが。
華やかなスポーツの世界ではなく、私たちの人生においても、学校の成績ではアイツに敵わなかったけれど、会社人生では俺の方が出世した、見返してやった、みたいなライバル関係は結構あるように思います。
ちなみにこのような会社の出世競争といったら、40代にはもう決まっているのではないでしょうか。
これは60歳で定年退職して、平均寿命が70代くらいの時代にできた話のような気がします。
近年話題になっているように、人生100年が普通になったとしたら、多くの人が60代でも仕事をしていると思います。
そうなると、中年期の仕事人生の成功が40代で決まっても、シニア期の仕事人生の成功は60代にならないと分からない・・・という時代になるかもしれません。
そのようなことが普通の世の中では、スポーツの世界のライバル関係なんて、長い人生における一瞬に過ぎないということで、今ほど話題を引きづられることもなくなる気がします。