この年になって自分の感情が反応することに意識を向けるようになりました

ここ何年かで気付いたのですが、一般的に考えてムカッとするのが当然の酷いことをされているようでいて、自分の中では大してムカッとしていないことがあります。

その反対に、普通に考えてムカッとしないことなんでしょうが、自分の中ではなぜかムカッとしてしょうがないことがあります。

自分が大事にしていることとそうでないことの違いなんだと思います。

ムカッとすることでよく耳にする例でいえば、自信のある企画、こだわりのある企画にダメ出しされたときなどですね。

その逆は、自信のないもの、自分の中で優先順位が低くどうでもいいと思っているもの。

ダメ出しされても、まあ当然か・・・という感じです。

このようなことは、自分の中で分かっていることなので納得できます。

しかしそうではなく、客観的に考えて怒ってもいいようなことなのに、意外に腹が立たないので、ああ自分はこのことに対して執着はないんだな、と逆に発見したりするんですね。

最近も食事のときに理不尽なことをされたのですが、全然腹が立たなかったので、ああ、自分は食に対して人より執着がないんだなと改めて納得しました。

日頃からおいしいものを食べたいとか、おいしく食べたいという欲求が、それほど強くありません。

昔、家に遊びに来た友達に、いつも食べている適当なものを出したところ「まずい」といわれて、そういうものかと驚いたことがありますし、ファーストフードを買って外で食べる場所を探していたとき、「どうせ食べるならばおいしく食べよう」と、場所にこだわる友達の言葉に、まったくピンと来なかった記憶があります。