狩猟採集民のような生活をしているので生き方の規則性が見えてきたのでしょう

30代の初めまでは大きな会社に所属していましたし、30代の中頃まではその会社にいるときにお世話になった会社や人と一緒に仕事をしていましたので、自分のディレクターという役割の範囲で考えたり行動したりすればよかった。

しかし体を壊してからは、それまでとほとんど関係のない会社や人と仕事をするようになって、ディレクターのような決まった役割のないポジションで考えたり行動したりするようになりました。

仕事内容はITに関連していることだけがこれまでと共通で、出向している会社自体は食品関連だったり電話工事だったりするのです。

自分の周りは、まったく違う人生を歩んできた人たちばかりなわけです。

それが昨日の、40代くらいから生き方の規則性が見えてくるようになった理由だと思います。

公務員や同じ職場にずっと勤めてきた自分の親、親戚、同級生などと話してみても、彼らの生活パターンを感じます。

どちらの人生が優れているとか劣っているとかの話ではなく、まったく違う景色を見ている人生だな、と思ってしまいます。

そのような人生を歩んできた彼らの話を聞いていると、人間どうしが深い付き合いをしていますし、彼ら自身の仕事についても相当に深いところまで極めているように感じます。

そう考えていたら、彼らは農耕民のようでもあり、それに対して自分は狩猟生活や採集生活で放浪している民のように思えてきました。

それはそう的外れの考えでもないように思います。