才能のある子供たちはそれに見合う環境に移って生活することもあるでしょう

昨日は「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」という番組を見た感想を書きました。

このような番組は今まで何度か見た記憶がありますが、見るたびに考え込んでしまいます。

プロ野球のドラフトで指名されるような人たちは、子供の頃から飛び抜けた存在だったのでしょうから、私とは見える景色が違っていたんじゃないかと思います。

私は小学生の頃はソフトボール、中学生の頃は野球をやっていましたが、センスがなくて補欠でした。

そんな私でさえ、高校の授業でソフトボールをやったとき、野球の経験がない同級生がボールをキャッチできないのを見て、「何で取れないんだろう?」と不思議に思ったものです。

今から思えば、経験がないのでできないのは当たり前ですよね。

しかしドラフトで指名されるような人たちは、私がこのようなことを感じている次元とはレベルが違うと思います。

どのようなことを感じているのか想像すらできません。

以前、武満徹さんの対談集を読んだときに、一流のクラシック音楽の演奏家の話題で驚いた記憶があります。

生まれつきとんでもなく上手い演奏家が、一日中楽器の練習をしているので、普通の人が追い付けるわけがない、というようなことをお話されていたんですね。

子供の頃から飛び抜けた才能を持っていたら、親は一流の演奏家にするため留学などさせることもあると思います。

地元では自分は天才として扱われていたのが、留学先では自分より優れた才能の人たちがゴロゴロいることにショックを受けるかもしれません。