心の増幅装置としてのコンピューターという言葉に目が留まりました

ハワード・ラインゴールド著「新・思考のための道具」(パーソナルメディア)という本があることを知りました。

「人間の知性の増幅のための概念的枠組み」という論文を発表し、パソコンのマウスを開発したダグラス・エンゲルバートという人のことや、アラン・ケイの描く「心の増幅装置(Mind Amplifier)」としてのコンピューターのことが書いてあるそうです。

「心の増幅装置」っていいですね。

私は潜在意識などに興味があるので、ついこの言葉に目が留まりました。

以前も、自分にとって興味を持っていろいろ試したくなるのは、潜在意識もパソコンも同じだということを書きました。

この本には文字通り思考を補助して問題を解決し・・・と説明が続くようですが、Mind Amplifierという単語には、個人的にコンピューターが潜在意識に直接関与するようなイメージを感じてうれしくなってしまいます。

パソコン初心者の方は、基本的な操作を覚えたら、次にWordやExcelのような有名なソフトを使って練習することになるのだと思います。

ですのでその段階の方は、パソコンは帳簿をつけるためのものとか、年賀状を書くためのものとか、用途が決まっているのではないでしょうか。

もちろん私もその段階がとても長かったです。

しかしその次の段階として、自分のやりたいことがあり、それをパソコンでどうやったら実現できるのかを考えられるようになると、さらに楽しいのではないかと思います。

自分のやりたいこと、つまりちょっとした夢を実現できるのですから。

これがMind Amplifierという単語に、私が勝手にうれしがった理由です。

そんなことを想いながら、コンピューターの黎明期のことを調べていたら、二進法を確立したのはあのライプニッツだということを知りました。