易占いは易経がベースになっているのですが、占っている方は易経を自分なりに解釈しているようです。
ですので易者さんの人生経験や想像力によって、同じ占い結果でも違う解釈が生まれてくると思いますし、そこに易の面白さがあるように感じます。
一方、易とは全く関係のないように見えるパソコンですが、私はその面白さについて、使う人によってできることが異なるところ、そして使う人の知識や能力によってできることが格段に増えるところにあると感じていました。
その面白さを上手く表現できなかったので、以前パソコンは錬金術のようだと書いたりもしました。
しかし先日、二進法を確立したライプニッツが易経に関心を持っていて、易経の六十四卦を配列した先天図から二進法の計算術があることを見いだしたという事実を知って、自分にとっての易とパソコンの面白さが似ていることに気付いたわけです。
そうなると、パソコンに易のフォーマットを当てはめてみたくなります。
一つの卦に対応するのは一つのソフトウェアでしょうか。
そして使う人は爻ですね。
例えばソフトウェアがExcelだとすれば、一爻目(初爻)にあたる人は初級者でしょうか。
基本的な計算の練習をしたり、顧客リストのようなリストだけを作ったり。
二爻目、三爻目と上に上がって行くにしたがって、マクロを組んだりVBAで操作を自動化したりするような上級者になるのでしょう。
五爻目の王様の位になると、Excelを本職として使いこなす人なんだと思います。
そして最後の賢者になると、もう地位、つまり仕事とは関係ありません。
Excelアートのような、本来の使い方ではないことをして、みんなを感動させるような人なのかもしれません。
思いつきで書いてみましたが、とても興味がありますので、今後も易とコンピューターの関連性を考えてみたいと思います。