入れ込んで聴いていた音楽は何十年経っても忘れないものです

今日、福岡市西区を拠点にしている、西区フィルハーモニーオーケストラのコンサートに行ってきました。

ニューイヤーコンサートなので、ウィーンフィルのようにシュトラウスのワルツがメインでした。「皇帝円舞曲」や「美しく青きドナウ」などです。

そんな中、ビゼーの「アルルの女」組曲 第2番も演目の中にありました。

中学1年のとき音楽鑑賞の授業で聴いて、メヌエットがとてもきれいなので、感激してレコードを買いました。

私にとって初めてのクラシックのLPで、カラヤンとベルリンフィルでした。調べてみると1970年に録音されたもののようです。

ファランドールもそうですが、メロディがとても印象的で、鼻歌でそれらしく口ずさめるんですよね。

中学に入って、ラジオを通してサイモン&ガーファンクルやクイーンなどの洋楽を聴き始めたのですが、今考えてみるとメロディアスな音楽に惹かれていたんですね。

メヌエットのフルートの息継ぎ部分とか、ファランドールで輪唱のようにビオラが旋律を追いかける音色とか今でも憶えていたので、当時は相当聴き込んだのだと思いますが、洋楽のアーティストや名盤を追いかけるのに夢中だったので、繰り返し聴いていた時期はそれほど長くないと思います。

とはいえ、40年以上も前に聴いていた曲でもちゃんと記憶しているものなんだな、ということに自分で驚きました。

たぶん入れ込んで繰り返し聴いた音楽は、それほど複雑なものでなければ、何十年経っても忘れないものなのでしょう。