過ぎてしまえば苦しかったときも思い出なんだなと思います

昨日は小室哲哉さんの引退を聞いて、私が病気のときにヒットしていた安室奈美恵さんの曲を思い出したことと、病気で苦しんでいるときほど当時のことを憶えているものかもしれない、ということを書きました。

昨日お話した「CAN YOU CELEBRATE?」のあとしばらく体の調子が戻っていたのですが、2000年の九州・沖縄サミットの頃にはまた調子が悪くなっていました。

安室奈美恵さんがサミットに出席している各国首脳たちの前で、「NEVER END」を振り付けをしながら歌っている姿を、部分的にですが鮮明に憶えています。

病気の種類や症状によっても違うのでしょうが、あまりにひどい状態であれば、テレビや活字のようなものも精神的に受け付けないと思います。

一方で元気な状態というか、普通に忙しく生活しているのであればやることも多いので、よほど印象に残るできごとでなければ、鮮明に記憶に残ることもないと思います。

私の例のように、普通に生活したいのに調子が悪くてできないときに、やることも限定されているせいなのか、そのときの状況をよく憶えているのかもしれません。

当時通っていた病院の先生からは、「そのうち、なぜあんなに苦しんでいたんだろうと不思議に思うときが来るよ」といわれて少しホッとしたのですが、実際に今はそう思います。

私の場合はパニック障害が発端でウツになったのですが、同じ症状で今苦しんでいる方がいらっしゃったら、私は何ともなく生活できていますので、気を楽にしていただければと思います。