坐禅もどきの習慣化に成功したようです

かなり前ですが、このブログで坐禅の真似事をやっていることを書きました。

そのときやっていたのも、禅宗のお坊さんがやっている結跏趺坐(けっかふざ)という正式な座り方はではなく、何十分も集中することでもありません。椅子に座って行う「椅子坐禅」をほんの3分や5分程度。

まさに真似事ですよね。

しかしそれでも忘れてしまう日があり、毎日できてはいませんでした。

宝彩有菜さんの「始めよう。瞑想」(光文社知恵の森文庫)という本に書いてあるとおりに、1日15分間続けていた時期もあるのですが、そのときは本当に頭がすっきりするのを実感できました。

坐禅がいいというのは自分でも分かっているのです。

3分程度の坐禅も続けられないのかと情けなく思っていました。

そんなことを日頃から意識して本屋さんにいたり、インターネットを見ていたりすると、習慣化するには「ほんの小さなことをやる」とか「1分間だけやってみる」という趣旨の本やコラム、ブログなどが目に付くようになりました。

1分でいいのなら、と思って息を吐くだけをやってみたのですが、それだと数十秒。

こりゃあんまりだと思って、腹式呼吸で息を吸い、もう一度吐くところまでを組み合わせてみました。

時間として1、2分程度。とても気楽でいい感じです。

ここまでくると坐禅の真似事どころか坐禅もどきですね。

とはいえ、去年の中頃くらいからだと思うのですが、毎日続けられています。

樺島勝徳さんとの共著「実践!「元気禅」のすすめ」(宝島社)のなかで、玄侑宗久さんが「どこか遥かにあって辿り着けるかどうかという目標と思うより、5分坐れば5分だけの小さな「無」をどこかで味わっていると思い、気長に続けていただきたい。」とおっしゃっています。

ありがたや・・・。