IT製品は高価なものであっても将来価値が出てくることはなさそうです

お金があれば昔のもので価値のあるものをコレクションしたいと思いますが、あまりにも歴史的に価値のある名車や楽器の名器になると、気持ちがちょっと引いてしまうということを昨日書きました。

次の世代に引き継がなければならない義務が生まれてしまうと、純粋に所有する喜びは減って行きそうです。

「所有」という意識だからいけないんですかね。「投機」という意識に変わる可能性もあるのですから。

使う喜びのために手に入れる、という意識でいることが健全なのかもしれません。

それでいくと、パソコンやスマートフォンのようなIT製品は新製品のときが一番高価だと思います。

以前ほどCPUのクロック数やメモリやハードディスクドライブの容量の進化は急激ではなくなりましたが、それでも新品を買って半年もすると、最新の機種に比べて見劣りするんじゃないでしょうか。

まだ十分使えるのに、セキュリティなどの問題で使われなくなったWindows XPパソコンなんて記憶に新しいところです。

今思い出したんですが、プリンターなんてその最たるものですよね。

数年前、インクカートリッジを取り替えてもカスレてまともに印刷できなくなったので調べてみると、廃インク吸収パッドという部品にインクが溜まって交換が必要だということが分かりました。

しかしメーカーに問い合わせてみると、このプリンターは古い機種なのでもう交換できないとのこと。

結局プリンター本体を廃棄して買い換えるしかありませんでした。

これが新品のプリンターの価格がとても安い理由なのだと分かりましたが、このようなIT製品は、持っていて価値が出てくるようなものではありませんよね。