自分はどの程度の規模の会社に向いているのか働いてみなければ分からないと思います

昨日は近所で買い物をするスーパーで、天候不順のときなどに不足しがちな食品について、大手のイオングループの底力を感じたというお話をしました。

しかしそのような特別な時期でない限り、普段買うものに関しては地方のスーパーとそう変わりません。

地方のスーパーの方が地元の大きな野菜であったり、お刺身の量が多かったりと、こちらの方を選ぶ理由も多いです。

また地方のスーパーは、同じグループでもお店によってカラーが違っていたりします。

私の住んでいる地区にも同じグループの地方スーパーがあるのですが、特に生鮮食品の品揃えが違います。

大手スーパーは商品の納入業者が統一されているのだと思います。

そういう意味では、地方のスーパーの方が店長の裁量権が大きいのだと思いますし、店長以外のスタッフも個人の判断に任せられる範囲が大きいのではないかと思います。

これはどの業界でも同じですよね。

私も独立してかなり経っていたのですが、ある下請け会社のチームを率いて、業界大手の会社に泊りがけで作業をしに行ったことがあります。

私のクライアントさんの部署以外にもいくつかの部署があったようで、食堂ではあまり面識のなさそうな社員の方同士が、かしこまって会話されているのを見かけました。

これだけ大きな会社であれば、一つのタイトルを任されているディレクターであっても、会社の商品として一定のクオリティを保つために、作業工程のいろいろな段階で判断する際のマニュアルというか基準のようなものがあるんだろうな、と感じました。

私が独立する前に所属していた会社では、自分の担当するタイトルはかなり自由に方向性を決めてよかったのですが、それでも飽き足らずに、もっと自由にもの作りをしたくて独立した経緯があります。

当然ですが、大手企業の責任者は好き勝手な企画やもの作りはできません。その代わり任されている仕事の規模も、責任も、社会的な信頼も、とても大きいです。

今の私はまったくその逆です。

一方、仕事の楽しさということでいえば、どちらが大きいかは自分がどう感じるかなのでしょう。