勤めている会社の業務内容と同じ方向性の趣味を活かすのがいいかもしれません

昨日はインターネットで見かけた記事に触発されて、年を取っても価値の減らないもの、経験によって逆に価値の高まるような専門性のある仕事を考えなければと思ったことを書きました。

その記事は30代の方を対象としたキャリアアップの内容でしたが、私の場合は60代になって体が弱くなったときのためのものなので、ちょっと趣旨が違います。

とはいえ、最近は定年後に仕事を続けるには50代から準備をしておきましょうという記事を、雑誌やインターネットでよく見かけます。

60代ともなれば、体力も落ちて病気をする確率も増えるでしょうから、体が弱くなっても働ける仕事を考えておくことは意味のあることなんじゃないかと思います。

しかしことはそう簡単ではなくて、私は30代で独立して仕事に試行錯誤してきたのに、50半ばになってもそれを探しています。

ましてや、会社に所属している方がそのような仕事を見つけるのはなかなか難しいと思います。

普通に考えて、ハードな肉体労働ではなくても、立ちっぱなしの仕事や徹夜などが当たり前の締め切りのある仕事は厳しいのではないでしょうか。

もちろん、写真家や音楽家や文筆家のような職業は憧れではありますが、たくさんのアマチュアの方がいますし、プロでも食って行くのが難しいようですので、現実的ではありません。

プラモデルやフィギア作りなどが買い手が付くほど上手いとか、書道や水彩画などが習いたいという人がいるくらい上手い、なんて特技があればいいのですが、そんなものがあれば誰も苦労しません。

私の親戚の叔父さんに、カメラやビデオ機器の関連会社に勤めていた人がいるのですが、彼は若い頃から趣味でもカメラやビデオをやっていました。

もう80歳になったかならないかくらいの年なのですが、今でもその会社にパートで働きに出ています。

多分その方向性に現実味があるんじゃないかと思います。

つまり、勤めていた会社の業務内容と同じベクトルの趣味を活かす、それがなければ同じベクトルの興味があることを探してそれを追求する、ということですね。