昨日は「安心対話室」、「サポート相談室」、「楽々談話室」は基本システムが同じなので、三つもアプリを作っているのに、デバッグがかなり楽だというお話をしました。
ただ「楽々談話室」だけはカウンセリング用途ではないので、大きな違いがあります。
それは「安心対話室」と「サポート相談室」は1対1の切り替えに特化しているということです(以前から販売している「ここたまサポートひろば」にも同じ特徴があります)。
カウンセラー1に対して、複数の利用者が1ということですね。
例えば利用者AさんとBさんがほぼ同時に「こんにちは」とチャットしたら、まずカウンセラーのチャット画面にはAさんの「こんにちは」が表示されるので、カウンセラーは「こんにちは」と返信します。
その直後、カウンセラーのチャット画面は利用者Bさんとのチャット画面に自動的に切り替わります。
Aさんのチャット画面は切り替わらないので、カウンセラーは自分とだけチャットしているように見えます。
このような仕組みはチャットアプリとしてはかなり特殊だと思います。
ちなみに、カウンセラーのチャット画面はPC用チャットアプリとして提供しています。
サークルのような一般的な用途に使う「楽々談話室」には、このような仕組みはありません。
「安心対話室」や「サポート相談室」と同じように、お客さんの代表の方が使う管理画面はありますが、PC用チャットアプリはありません。
その代わり、一般的なチャットアプリで見かけるグループ機能はあります。
例えば20人のサークルで、10人はカラオケ愛好会に属し、他の10人はゴルフ同好会に属する場合、20人全員で会話するチャットラインと、10人で会話するカラオケ愛好会のチャットライン、10人で会話するゴルフ同好会のチャットラインがあるわけです。
一般的なチャットアプリと違うのは、ユーザー登録と同じように、各メンバーのグループ分けを、利用者のスマホではなくお客さんの代表の方の管理画面で行うという点です。
利用者はアプリをダウンロード、インストールしてログインしたら、すでに自分の所属しているグループが選べるようになっているので、スマホの操作に慣れていない高齢者の方にはとても便利だと思います。
このような機能のデバッグも、すべて一台のPC上で行うことになります。
言い方はちょっと変かもしれませんが、デバッグを小さなスマホ画面で行うよりもかなり快適です。