開発中にも関わらず使ってみたいという方がいらっしゃったので、「安心対話室」と「サポート相談室」を先に完成させて、「楽々談話室」の完成が遅れてしまいました。
三つもアプリを同時に作成するのは初めての経験でしたが、チャットというジャンルは同じですし、基本システムも同じですので、デバッグがとても楽です。
あるタイミングで挙動がおかしくなるときは、一つのアプリを修正すれば、原因は同じなので他の二アプリも同じ箇所を修正すれば済みます。
さすがに三アプリとも発売元が違いサーバーは別なので、一つなおせば自動的に他の二つがなおるということはありませんが。
ただ製品の構成は少し複雑で、Android用とiOS用のチャットアプリ以外に、お客さんの代表の方が使うPC用管理画面と、同じくPC用チャットアプリがあります。
さらに、NPO法人 心の卵の担当の方や株式会社cocotamaの担当の方、それに弊社担当者が使うPC用管理画面もあります。
これはお客さんのPC用管理画面を統括するためのもので、いわばお客さんの管理画面を管理する画面=「管理画面の管理画面」です。
例えば先日、ちょっと古いiOS 9だけに不具合が出て修正したのですが、これなんてAndroidやPCのチャットアプリには関係ありません。
そういう意味では基本的なシステムが同じでも、手間はあまり変わらないのかもしれません。
さらにいえば、「サポート相談室」には企業内で使っていただくため、他の二アプリとは仕組みがちょっと違うところがあります。
例えば匿名利用を実現するため、「安心対話室」や「楽々談話室」にはお客さんの管理画面にあるユーザー登録機能が、「サポート相談室」には「管理画面の管理画面」にあります。
それに「サポート相談室」にはEAP(従業員支援プログラム)的な要素として、チャットの傾向を毎月企業にご報告するためのCSVファイルダウンロード機能もあります(個人情報特定不可)。
個人情報に配慮するため、「安心対話室」や「楽々談話室」は数日単位でチャットデータを自動削除しますが、「サポート相談室」は上記機能の関係上、月に一度自動削除が行われるなど、細かいところではずいぶん違います。